ココロに届く 「ババキューピット! 」〜"君の夢の蕾"に歌を届けます〜
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〜愛知県豊川市の黒田さんからの依頼〜

7歳年上の旦那様と、高校卒業してすぐに結婚した文代ちゃん。
旦那様の夢だった 和風レストランを結婚して6年後にやっと開店にこぎつけました。
上の子が男の子で、やっと二人目がお腹に宿り、7月に産まれる予定だったその春・・・。
旦那さんは、くも膜下出血で突然帰らぬ人に・・・。

旦那さんが亡くなってからの文代ちゃんは、本当に精神的に大変であの当時のことを聞いても思い出せないことがいくつもあるって言います。
でも、文代ちゃんは、立ち直りました。それから1年くらい経って、お店再開したんです。
二人の子供を支えに頑張っていかなければいけないからと。。。

あれから22年。
お父さんの顔を知らない娘さんも今年大学を卒業して春から大阪でOLをしています。
息子さんは、亡くなった旦那さんにソックリでお母さんと二人で和風レストランを切り盛りしてます。

でも・・・。
この不況で、お店の売り上げは下がる一方。
色んなものを我慢して、亡くなった旦那様が残したお店を 何とか無くさないように頑張ってる文代ちゃん。
とっても綺麗な人なのに、再婚の話もいくつもあっただろうに、子供のためだけに頑張ってきた文代ちゃん。

休みもとれないのでライヴに行きたいけど行けない文代ちゃんに馬場さんの歌をまた聞かせてあげたいです。
どうか、宜しくお願いします。待ってます。

馬場さん。聡君。スタッフさん、お願いします。

こちらのメールを拝見し、馬場さんや我々スタッフ一同、内藤さんはじめエンタメコングの皆さんの意見は全会一致で決まりました。
今回はfeatエンタメコングでおじゃまさせて頂きました。

写真をクリックすると拡大します。

馬場俊英コメント
 
「ババキューピット」企画の第四回として、愛知県豊川市にあります<和風レストラン満吉亭>を訪ねました。 今回はFM愛知「エンタメコング」とのコラボレーションということでDJの内藤聡さんとご一緒させていただきました。
 
【満吉亭】を切盛りするのは津田文代さん。 20代でご主人を亡くし、当時5歳だった長男とまだお腹の中にいた長女を育てながら、 ご主人との夢であった和風レストランを23年に渡り支えて来られた40代の女性です。 ババキューピットに応募してくれたのは黒田香さん。文代さんの高校時代の同級生で、それから現在に至る迄ずっと文代さんの頑張りを近くで見て来られた友人の一人です。
 
【満吉亭】には文代さんと香さんはじめ、ご友人の方々、【満吉亭】開店当時からの従業員である鈴木さん、長男の三寛さん、そのほか縁の深い方々15名が集まってくれました。 DJ内藤聡さんを中心にこれまでのエピソードを皆さんから伺いました。従業員としてずっと文代さんを支えてこられた鈴木さんが「とにかくいろんなことがあった。 山あり谷あり、谷あり。【満吉亭】にはいろいろな思いがあり、私の人生そのものです」と語り涙を流された時には僕らも胸がいっぱいになりました。
 
長男である三寛さんは28歳。若き頃から音楽家を志望する三寛さんでしたが(押尾コータローさんのようなギターを弾かれるそうです!すごい)、現在は母である文代さんを助け、亡き父の後を継ぎ、【満吉亭】の調理場に立ち、お店を支えています。 小さな頃から働く母親の背中を見て育ち、自分が助けなければという思いを持っていたことを静かなトーンではにかみながら語ってくれました。
 
全ての方に内藤さんがお話を御聞きしたのですが、ほんとうに皆さん明るくて、皆さんにとって辛かったであろうと思われるエピソードもたくさんありましたが、笑いの絶えないひとときとなりました。 その明るさがとても素敵でした。
 
最後に、香さんから文代さんに想いのこもった言葉が贈られました。 「これからも大変なとき、苦しいとき、辛いとき、ときどきは弱音を吐いてもいいし、愚痴もたくさん言っていいのだから、ひとりで頑張らないで何でも話してください」。 文代さん、香さん、皆が涙でした。20代、30代、40代、どうしても辛く苦しいとき、文代さんは香さんの自宅を昼に夜に訪ねいろいろな話しをしたそうです。長年に渡って文代さんのそばにいたからこそ言える素敵な言葉でした。僕らの胸にも強く響きました。
 
「大変なとき、苦しいとき、辛いとき、ときどきは弱音を吐いてもいいし、愚痴もたくさん言っていいのだから、ひとりで頑張らないで何でも話してください」。
 
こんなふうに誰かに言って欲しいと、きっと誰もが思っているのではないでしょうか。どこまで歩くのか知らず、あとどれだけ歩くのかわからない毎日の中で誰もが見えないプレッシャーと闘っています。 生きて行くことは大変こともあるし、苦しいこともあります。 そんな中で、こんなふうに言葉や想いをやり取りできる人がそばにいる。そして、そばにいる家族や友人を大切にして生きて来た方々の繋がり。 とても素敵だと思いました。
 
文代さんは力強い方でした。周囲のみなさんも文代さんを支えながら、同時に、皆が文代さんに支えられている、そんな印象を受けました。ババキューピットの終わりに文代さんからのリクエストで「スタートライン」を歌わせていただきました。 【満吉亭】は開店から長い年月が経ち古くなった部分もあるけれど、ご主人が細部までこだわって造られたという店内は当時のそのまま。ギターの音色も優しい響きとなりました。
集まってくれたみなさん、FM愛知のみなさん、内藤さん、香さん、文代さん、あたたかなひとときをありがとうございました。 追記になりますが、内藤聡さんのパーソナリティが会場の雰囲気を優しいものにしておりました。 内藤さんナイスです。ピース。
 
2010年7月8日 馬場俊英